きょうも歯科医はゆく。
南の島の悲劇
楽園の裏に潜む“現実”
年のゴ−ルデンウイ−クもまた南の島、フィリピンのボラカイ島へ。
まさしくこの世の楽園です。
透き通った海、さんご礁と熱帯魚、真っ白な砂浜、ビ−チサイドのホテル、南国の陽気な人々が待ってました。

かし、楽園の影には悲しい現実があります。
きれいなリゾ−ト地を少し離れると電気も水道もない粗末な家に住んでる現地の人々がいます。ホテルの一泊の費用は彼らの何ヶ月分の収入にもなるでしょう。高額なお金を落としていく観光客、彼らはどう見てるのでしょうか?

た観光客に群がるいやな人たちがたくさんいます。
頼みもしないのに勝手に荷物を運び、高いチップを要求する人。
タクシ−に乗るとメ−タ−は使わず、法外な費用を要求するドライバ−。
お金を恵んでくれと手をさしだすストリ−トチルドレンや怪しげに声をかけてくる自称ガイドたち。
でも彼らにとっては生活するのに大切な収入となっているのだろう。

れいな南の島。自然と共に質素に生きてきた人々。
そこにホテルができ、リゾ−ト地になり、お金持ちの国から旅行客が押し寄せ、南の島は一変し、自然は壊され、人々の生活も大きく変わり、心も変わったことでしょう。
それがいいことなのだろうか?夕日が沈むビ−チにたたずむDr.島田であった。
<2003.5.14>

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