以前は本物の木を山から根ごと掘り出し(*役所の許可をとっています)天井にまでとどくようなクリスマスツリーを飾ったこともあった。しかし自然災害でクリスマスツリーに向いている木はほとんどなくなってしまったが、いまでも望みは捨てていない。 このクリスマスの電飾はだんだんエスカレートするような傾向がある。それに対して新年の飾りつけは年々簡素になっている。せいぜい診療所の玄関口に略式のしめ縄を1本ぶら下げるのが関の山だ。ましてやまゆだま飾りなどをする歯科診療所などほとんど御目にかかれない。 私の歯科診療所ではこういったご時世でもしっかり門松・しめ飾り・まゆだま飾りをする。当然鏡餅も飾るし、各部屋にもしめ縄をはる。時々、患者さんから「この飾りは何ですか?」と聞かれたこともあるし、うちのスタッフから「これは日本の習慣なのですか?」と聞かれたこともある。 この正月かざりは歳の市で買ってくるのだが、なかなか面倒である。まず、歳の市はクリスマスが済んでからでないと開かない。買う日も日柄や時間を選んで買わなくてはいけない。しかも大晦日は「一夜飾り」といってすくなくても12月30日までに飾り終えなくてはならない。さらに面倒なのが、正月飾りをする前に風呂に入らなくてはならないし、その間にはトイレにもいってはいけない。おまけに(現在の世相に合わないが)女人禁制である。当然、妻やスタッフの助けを借りられない。 しかし見えないところで大変な手間がかかるという点では歯科医療も負けてはいない。こうした先人達が作り上げた習慣や作法を通じて自分の仕事の原点に一度戻り思いを馳せるのも決して悪いことではないと私は思っている。クリスマスの電飾も結構ですが、いかがでしょうか?来年から正月飾りを充実させては? |
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| <2002.12.6> |
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