介護の世界の夏休み

年は皆さん夏休み楽しかったでしょうか?私は医療の世界の夏休みに少しながら疑問を持っていた。というのは年末年始は休日加算が認められているのにどうして夏休みは休日加算が認められないか?という点である。これに関して興味深い質疑応答がある。社会保険指導者研修会質疑回答(昭和54年)にて「現時点ではお盆を休日とする習慣が確立されているとは認められていないので、休日加算の対称とはならない」と述べておりこれが平成の今も生きている。

前労働基準監督所の役人が来院して「もっと長期の夏休みをとらせてあげて下さい」といった時にこの質疑応答を見せ「我々の監督官庁からこのような指導をしているためになかなかうまくいかないのですよ」と言うとこの役人はびっくりしていた。口の悪い私は「そういえば行政機構改革で厚生省と労働省はいっしょになったんですよね。ところでおたくの官庁ではお盆に休みをとる習慣をどの様に考えているのですか?」と聞くと役人は困った様子で「上の者に相談します」と笑いながら言った。(今日現在まだ返答は来ていないが…)

は以前、私の友人である中央官庁に勤める役人にこの件を聞いてみた。するとこの友人は意外なことを言った。「あのな〜 俺たちはとても夏休みなんかとれないんだよ!だってな、ほら、アメリカが9月より新年度だろう。日本の外交をはじめ全てがアメリカべったりだろう。だから中央官庁は休めないのさ。当然お上が休めないから下々の者が休む習慣があるなんて監督官庁は絶対認めやしないよ。」

ころが介護の世界はほとんどが特別の休みを設けていないようだ。「介護には盆も暮れもない」そうで、ノンビリ休んでいる当方は少し肩身が狭いような気がする。そういうわけだから、介護保険の認定審査会も盆休みの中に行われるようだ。

じ社会福祉の仕事をしてもある分野の人は当然のこととして夏休みをとるし、またある分野の人は盆・年末年始も平日どおりとなると、今後うまく整合性がとれるのか心配である。私は「ウチの診療所のスタッフは果たしてこのことを知っているのかな〜」とふと思った。
<2001.10.3>

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