デンタルヘルスガイド
2005.6

PMTC
「院内感染」とは、重大な感染症(肝炎、HIV、梅毒など)が院内で患者さんから患者さんへ、患者さんから治療をする人へ、治療をする人を介して他の患者さんへうつることをいいます。鋭利な器具を使い唾液や血液に触れる機会も多い歯科医院では、患者さんの安全を守るためにどんな対応が行われているのでしょうか?
グローブ(治療用手袋)やマスクの着用
 患者さんのお口に触れるときは、十分な手洗いのあとグローブとマスクを着けます。特にグローブは、患者さんのお口に直接触れるので、他のものを触ったりしないように注意します。
使い捨て(ディスポーザブル)タイプの使用
 コップやエプロン、拭き取りの紙ナプキンなど、汚れるものや直接口に触れるものは、すべて使い捨てのものが使われるようになってきました。
水洗・洗浄と消毒
 使い終わった器具は水洗い後、薬液で洗浄されます。これで細菌や微生物のほとんどが除去されます。
 「超音波洗浄器」(各種薬液入りの容器に器具を浸し、超音波の振動を利用して洗浄する器械)を使うと、洗浄・消毒の効果がさらに高くなります。
滅菌
 高圧蒸気滅菌機(オートクレーブ)は高温高圧の蒸気で滅菌処理する装置です。この装置で細菌や微生物を完全に死滅(「滅菌」といいます)させます。
 器具類をパックに入れてオートクレーブで「滅菌パック」にし、患者さんごとに使います。
環境への配慮
 歯科治療では空気中に微細な粉塵などが飛び散ります。治療環境が少しでも清潔になるようにと、大型の空気清浄機や「口腔外バキューム」などが活躍します。
危険な感染症にかかっているとき、そのことを伝えておかないとたいへん危険です。適切な治療を受けるためにも、問診表は正しく書いてください。


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