患者さんが求めている歯科医院というのは、「いつでも都合のよい時に、最良の治療を受けることができる医院」であると、アンケートなどの結果から分かってきました。しかし、歯科医師や歯科衛生士、歯科助手も『人の子』です。それぞれに生活があり、人生があり、家庭があったりします。 確かに、『全ては患者様の為に』と宣う『気合い』も分からない訳ではありません。しかし、歯科医療人は、歯科医療を通して社会貢献をし、それによって糧を得る(=歯科医療を生業(なりわい)としている)人間です。自分たちの健康、自分たちの生活、自分たちの人生あっての仕事だと思います。 何人ものドクターをはじめ、数多くのスタッフを雇用している大規模な医院では、交代勤務制をとり、休日診療や夜間診療をすることも可能になりますし、現実に、そのような医院も存在します。そういう診療形態も患者ニーズに合わせた今後の医院のあり方のひとつかもしれません。しかし、大部分の診療所は『ひとり親方』なので、なかなかそのようにするのは難しいでしょう。 私自身も開業当初は、夜8時半まで診療していました。しかし、朝9時からスタッフが終日通しで仕事をするのは、労働基準法からも無理な為、早番、遅番の2交代制をとったり、夜間アルバイトを雇ったりしなければなりませんでした。アルバイトの学生が急に休んだりすると、常勤のスタッフに皺寄せが来たりして、人材の確保がストレスとなり始めました。ちょうどその頃、3人目の子供も産まれたので、夜間診療は『夜元気な先生』にお任せすることにして、思い切って打ち切ることを決めました。 さらには、スタッフミーティングを行う際に、意思の疎通と情報の共有をさせるために、スタッフは同じ勤務時間にするようにし、現在に至っています。 このように、「夜間診療」「休日診療」など、診療時間や診療日を、個々の診療所で特色を出すのも、診療科目、得意分野が違うように、ある種の患者ニーズにおいての『棲み分け』だと思います。 コンビニエンス・ストア感覚で選ぶのではなく、同じ「人の子」が診療する歯科医院の中から、自分のニーズに合った医院を選んでみてはいかがでしょうか? Dr.こみのEメール:dental@wahaha.gr.jp |
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| <2007.11.14> |
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