『継続管理』というもの……その3 ホームドクター(かかりつけ歯科医)とは
科医院の数も増加し、むし歯も少なくなったはずなのに、「あそこの医院は混んでいる」「予約がいっぱいでとれない」と感じている方も多いのではないでしょうか?

でも言いましたが、病気になったらこう治しますという「疾病保険」から始まった我が国の「国民健康保険」。私たち歯科医師は、むし歯を削って詰めて、削って被せて、といった処置をしなければ、『診療報酬』=『医院収入』になりません。ですから、むし歯も、小さなむし歯であっても見つけ次第、当時としては最善?の方法で治療しました。

 一時代前の歯科医院では、むし歯と見なされると、『予防拡大』と言って、実際にむし歯になっている部分より多くの範囲…歯ブラシが届きやすい場所…まで拡大して削っていました。汚れのつきやすい不潔域というところに境目がこないように削って、銀歯やプラスチックを充_してきたのです。
 なぜこのような治療をしたかというと、予防方法がまだ確立していなかったためと、ある意味では、むし歯にならないよう患者さんに指導管理するところまで手が回らず、仕方なかったとも言えるのです。
かし、現在の良心的な歯科医師は、今まで通院していた歯医者さんとは違います。まず、予防教育(なぜむし歯になってしまったかという指導)から始めて、その治療、その後の管理の仕方やケアまで説明してくれるはずです。患者さん(言い換えれば医療サービスの消費者)自身の知識も増え、歯科医院の数も増えた現在では、こうした診療が当たり前の潮流になっています。いくらお金をかけて治療を受けても、予防管理やメインテナンスのない診療は、いわば「砂上の楼閣」で次のむし歯治療につながるだけなのです。ホームドクターなら、患者さんが病気にならないよう、治すために無駄なお金を使わずにすむよう、その健康を守ることに力を注ぐはずなのです。

すから、現在では当たり前とされる診療(予防教育や予防管理、メインテナンスを熱心に行う)を行っている歯科医院は、患者さんの予約でいっぱいです。そして、夜間診療も、昼に熱心に診療して精力を使い果たして体力が続かないので、きっと、やってはいないでしょう。

Dr.こみのEメールdental@wahaha.gr.jp

<2006.10.4>

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