祝!御卒業
本でも虫歯予防運動の甲斐あってか、国際的に一つの指標となっている12歳児のむし歯のデータは、わが国では減少傾向が続いています。WHO(世界保健機関)とFDI(国際歯科連盟)が定めた12歳児のDMFTの2000年目標値である3本は既に1999年時点でクリアされ(厚生労働省「歯科疾患実態調査」で2.44)、2003年度の学校保健統計調査(速報)では「男女合計」の数値が2.09、「男子」に限れば2本をきり1.92となりました。

ういえば “Dr.こみ”が子供の頃は、朝起きがけに歯磨きをしただけで、それが唯一の歯磨きだったような気がします。歯ブラシのやり方を教えてもらったのは大学入学後。覚えたての学生は、いつでもどこでも歯ブラシができるように、胸ポケットにキャップをした歯ブラシを差し、いつでもどこでも「シャカ、シャカ、シャカ...」、授業中でも、車の運転中でも、異常な事態に発展……。でも みなさん!洗面台の前だけでなく、いつでもどこでも時間を作って磨く姿勢は大事だと思いますし、食べてしまったら磨かなければならないとキモに命じておくのは大切だと思います。

て、12歳、特に歯科健診のおこなわれる春といえば、小学校を卒業したてで個人差もありますが、まだまだ親の管理下にある年令。問題はその後だとDr.こみは思います。なぜならば、思春期、反抗期に親の管理をはなれ、クラブ活動等に没頭して何もしなくても腹ぺこになる育ち盛り。どこで何を食べるのも自分の判断。萌出したばかり、生えたての第2大臼歯(別名12才臼歯)もあっという間に虫歯に……。生まれてはじめて歯髄炎、歯の激痛を初体験。それも成長期の人格形成にはいいのかも...?なんちゃって……。

『自由』という事は、自分で責任をとらないとならないという不自由さを背負うんだよと卒業生にエールを送ります。卒業しても歯医者さんは卒業せずに、健診、クリーニング、歯磨きの練習をして、自分のために歯とお口の健康を考え守っていきましょうネ。

の守り方も、その痛みも知っているDr.こみでした。

ちなみに
DMFT 永久歯の一人当たりのムシ歯経験歯数
Decayed teethの略(未処置のムシ歯)
Missing teethの略(喪失歯)
Filled teethの略(治療済みの歯)
Teethの略
<2004.3.3>

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