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ネパールの歯科医院

カトマンズ
歯の神様
看板
虫歯の少ないネパール
 外国人は皆、ネパール人は歯がきれいだと言います。確かにネパールは虫歯が少ない国だそうです。ネパール人に聞くと「塩を食べてミネラルを摂っているし、おやつにココナッツの実を食べているから」だそうです。私もお土産にココナッツを買ってきましたが、確かに固い繊維質が多く、歯が丈夫になりそうです。またネパールの方は良く歯を磨いています。歯医者にも食後は歯を磨くことを進めるチラシが置いてありました。ホテルの窓から街を見ていると、朝、屋上で歯をみがく人の姿をよく見かけました。どうして屋上で歯を磨くかは判りませんが、なかなか気持ち良さそうです。
カトマンズの歯医者さん通り
 さて、虫歯が少ないネパールといっても、歯医者さんはあります。最近は甘いものを食べたりするので虫歯も増えているそうです。カトマンズには知る人ぞ知る「歯医者さん通り」があります。50mくらいの通りに12件もの歯医者さんが軒を並べています。ガイドブックには載っていない場所ですが、地元の方に教えていただき知ることができました。
 その通りには歯の神様が祀ってあります。右の写真がそうですが、ご神体は木でできています。歯が痛くなると神様にお祈りしに行き、ご神体にコインを釘で打ち付けるのです。ご神体はコインで埋め尽くされています。ネパールで旅行社とホテル・エベレスト・ビューなどを経営している宮原さんがおっしゃるには、コインを打ち付けることがストレス解消になって痛みを忘れるということですが、もっとご利益がありそうな気もします。
 歯医者さん通りの両側には歯の絵が書いてある看板がいくつも並んでいます。外国人の私でもひと目で歯医者さんであることが判ります。
伝統的なデンタル・ショップ
 さて、ネパールの歯医者さんには、実は2種類あります。1つは伝統的な治療を行っているところ。デンタル・ショップといいます。
 昔はもっとたくさんのお店があったそうですが、最近は数が減ってきたようです。写真でご覧のように、昔からの器具が並んでいます。治療といっても虫歯を抜いて入れ歯を入れることが中心のようです。入れ歯もその都度型を取るのではなく何種類かある既製品の中から、合う物を選んで入れているように見えました。言葉も通じないので、本当のところはよく判りません。他にも伝統的な治療を行っているかもしれませんが、そこまでは取材できませんでした。
 治療を行っている男性は、代々この仕事に携わっている人で、正式な免許は持っていないそうです。しかし今でも庶民は、デンタル・ショップを利用する人が多いようです。
近代的なデンタル・クリニック
 もう1つはデンタル・クリニックです。こちらは国外に留学した方がやっているところで、写真を見ておわかりのように、近代的な設備が整っています。デンタル・クリニックにはオーナーがいて、医師は雇われているそうです。私が行った2つの医院はどちらも女性医師で、両方ともスタッフは男性でした。写真のチャーミングな女性は独立開業をするのが夢だと言っていました。
 感心したのはユニットの所にビデオカメラが置かれていることです。ビデオカメラは待合室のテレビに接続されており、家族の治療の様子が映せるようになっています。治療を見せて安心してもらうためなのでしょうか。日本でも子供が治療している時に親が付き添うか、あるいは親が治療している時に子供をどうするかで迷っている医院がありますが、1つの解決方法だと思いました。
 面白いのはどこのクリニックにも受付がないこととカルテの管理です。歯科医院では患者さんの治療が終わるとカルテ(とはいっても普通の紙)にどんな治療をしたかを書いて渡すそうです。カルテが複写式になっており、患者さんに1枚渡し、再来の時に持ってきてもらうシステムになっています。複写した1枚もとりあえずとってはおきますが、整理はしていないそうです。患者さんは必要があればそれを持って歯科医院に行くようになっています。再来することがあまりないので、それでいいのかもしれません。
デンタルショップ
デンタルショップ
デンタルクリニック
デンタルクリニック
デンタルクリニック

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