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インドネシアの歯科医院

●ようやく見つけた歯科医院
 さて、今回のインドネシア旅行の目的は、家具の検品と共に、カフェで使う雑貨の買い付けです。そこで、7日間の行程で、バリ、スラバヤ、ジョグジャカルタ、ジャカルタ、シンガポールと6都市を駆け巡るあわただしい旅となりました。各都市でも移動はほとんど車。工場とお店を次々と訪れました。
 そのうち、だんだん目が慣れてきたせいでしょうか、車の中から道端の看板が目に入るようになってきました。インドネシアの看板は、大きなものを別にすると文字だけの看板が多く、しかも同じ字体なので、なかなか外国人の目にはなじみにくいのです。その中からたまにDOKTERの文字がある看板を見かけるようになってきました。特に郊外の農村で見ることがあります。インドネシア語でDOKTERとはDOCTORのことです。中にはDOKTER GIGIという看板もあります。GIGIとは歯のこと。インドネシア語には擬音語が多いそうですから、GIGIというのも歯ぎしりの音からきた単語かもしれません。

●2つの歯医者さん
 案内をしてくださった現地在住の日本人の方に伺うと、インドネシアではDOKTER GIGIとTUKANG GIGIの2種類の歯医者さんがあるそうです。DOKTERは大学の医学部を出た医者のことで、行くと昔の日本で使っていたようなユニットが設置されているそうです。それに対してTUKANGとは職人という意味。日本でいう所の技工士のような存在でしょうか。しかし、TUKANGでも医院を構えて治療を行っています。

●歯科医院の様子
 の写真は、インドネシアの古都ジョグジャカルタの郊外で見つけたTUKANG GIGIです。世界遺産のボロブドール遺跡の近くの農村にあります。このあたりの農村は、豊かな田園の中の街道沿いに家が点々と並んでいます。インドネシアでは農村には政府が運営しているクリニックがあり、そこで簡単な治療を受けられるシステムになっているそうです。GIGIはそのクリニックに隣接してありました。最近看板を新しくしたそうで、入れ歯の絵の入った、この辺りではおしゃれな看板です。
 小さな建物の中を覗くと歯医者さんとその奥さんとおぼしき女性が出迎えてくれました。歯科医院と言っても診察室は6畳ほどの広さ。そこに机と待合用の大きなソファがあり、かたわらには液晶テレビが置いてあります。治療用の椅子はただの木のスツールです。机の上の治療器具と言えば簡単な電動ドリルだけ。奥さんがたくさんの差し歯と思われる歯が並んだパレットを持ってきて見せてくださいました。写真は奥さんが患者さん役になって治療風景を再現したものです。
 インドネシアの人たちは、白い歯が印象的です。また歯並びの悪い人もあまり見かけません。そしてその白い歯を見せながら、こぼれるような笑顔が素敵な人たちでした。
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