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| Vol.76-2008.1・2 |
そして我が家では、昨年の暮れ、義弟がそんな一人に仲間入り。平素は忙しい会社勤めのため、めったにキッチンに立つ機会もないように聞いていたのですが、妹から「なんだか今年は年越しそばを打ってみんなにふるまうって、張り切って道具や粉を買い込んでいるよ〜」とメールが来たのは、12月の半ばのことでした。へぇ〜。 加えて、私のボーイフレンドも、自慢のにぎり寿司を披露してくれるとのこと。こちらは釣りが趣味で、しょっちゅう釣果で寿司パーティーを主宰しているので、まず問題はなし。まぁ、今回は男子に任せてしまいましょう、ということで女性陣(我が母、妹、私)の話がまとまりました。 さて、大晦日当日…。本当は予行演習をしてくる予定だったようなのですが、ぎりぎりまで仕事に追われ、ぶっつけ本番という義弟。「楽しみにしてるからねぇ〜」とおもしろがってプレッシャーをかける私たちに、「学生時代に一度だけやったことがあるんですが…」と微笑みながらも、本人の頬はひくひく。夕方、さっさかさ〜と手際よく寿司を握り終えた厨房男子1号に、「それじゃ、あとはよろしくね〜」と引導を渡され、いよいよ本番の始まりです。 そして、みんながやんやと見守る中、テキストとにらめっこしながら、粛々とそばを打つ義弟。やっとゆで上がりにこぎつけたのは、紅白で石川さゆりさんが歌い出す頃でした。 大皿に盛りつけたそばは、ちょっと太め、短めではありますが、なんせ打ちたて、茹でたて、味はまずまずのでき。ずっと楽しみになりゆきを見ていたチビに「おとうさんのおそばおいしねぇ〜」というと、「ん、おいちい」とにっこり。思わずゆるむ義弟の顔。さらに「じゃぁ、もうちょっと食べようか」と水を向けると、「ん、おうどん、たべゆ」。あわわわ。ちょっと太いけどね、おうどんじゃなくておそばだよ。「ん〜ん、おうどん。おうどん、たべゆ」。あ〜ららら。 でもまぁ、男子がお料理に親しむのは、よいことだと私は思います。料理研究家の先生達の中には、女性が男性より長生きするのは、なんだかんだと結局、自分の体が欲する食材を選び、自分の好みにあった味付けをするからだという方も。自分の体のためにも、ぜひキッチンに立つチャンスを増やして欲しいものです。 というわけで、おとうさん、今年の大晦日も期待してますよ!
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