味彩通信
Vol.23-2000.5
カルシウムで体の中から健康に
 先日、厚生省から「平成10年度 国民栄養調査結果」が発表されました。栄養素摂取量についてはエネルギーが適正摂取でありながら、栄養素ではカルシウムの摂取量だけが下回っているという調査結果でした。特に女性、中でも15歳〜30歳代に摂取量の低さが目立っています。寝たきりになりやすい骨粗鬆症を予防するためにも若いときからバランスのとれた食事を心がけたいものです。今回は不足しがちなカルシウムについてご紹介します。

カルシウムの働き
カルシウムは人体の中に約1kg含まれ、99%は骨や歯の成分として、残りの1%は血液や筋肉、神経などの組織に含まれており、出血を止めたり、筋肉や神経の働きに作用する重要な役割を果たしているのです。

カルシウムの助っ人 ビタミンD
カルシウムの吸収を助けてくれるのがビタミンDで、きのこ類・マグロなどに多く含まれます。またビタミンDは、日光浴によって合成されるので散歩なども効果的です。

骨コツ!カルシウム
カルシウムは吸収率が悪く、牛乳・乳製品で50〜60%、その他の食品で15〜30%だそうです。でも不足しているからと、補助食品などで1度にたくさん摂るのは禁物。吸収できるカルシウムの量は限られていて、摂り過ぎは病気の原因にもなりかねません。毎日のバランスのとれた食事が基本。コツコツと積み重ねが大切なのです。

味彩クイズ
カルシウムを多く含んでいる順番に並べてみよう!
(カルシウム含有量/可食100g当り)
:きな粉 :牛乳 :小松菜(茹で) :ひじき(干) :ごま :ヨーグルト(無糖)
年齢別カルシウムの摂取基準
年齢 所要量(mg)
男  女
許容上限
摂取量(mg)
0〜5カ月 200 -
6カ月〜5歳 500 -
6〜8 600 -
9〜11 700 -
12〜14 900 700 -
15〜17 800 700 -
18〜29 700 600 2500
30〜69 600 2500
70〜 600 -
妊婦 +300 2500
授乳婦 +500 2500
厚生省 第6次改定日本人の栄養所要量について



答え:1.D:ひじき1400mg、2.E:ごま1200mg、3.A:きな粉250mg、4.G:小松菜210mg、5.F:ヨーグルト(無糖)110mg、6.B:牛乳100mg<数字=四訂食品成分表より>

最近「○○入り」と明記された食品だけでなく、コンビニなどで栄養補助食品が比較的安価で手に入る時代となりました。先日子供たちがお菓子感覚で、健康補助食品を買い「これって身体にいいんだよねェ」なんて言いながら食べている姿を目の当たりにし、とても寂しい気持ちになってしまいました。錠剤やカプセルから栄養を摂るのではなく、食物から摂り食べる喜びや楽しさ、体を動かして気持ちをリラックスさせるなど本来の健康の意味を親子で考えることの大切さを感じました。
*参考文献:厚生省/「平成10年度国民栄養調査」、女子栄養大/「四訂食品成分表」、読売新聞/「医療ルネッサンス」、ホームページ:厚生省、愛知県総合保険センター


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