味彩通信
Vol.22-2000.3
ココロと体の栄養素「おやつ」
「食事はよく噛んで、ゆっくり、楽しんで食べよう」を合言葉に始まった味彩通信も3年目に入りました。歯に関することだけでなく季節や時世にちなんだテーマを選んできましたが、昨年末の砂糖をテーマにした「甘〜い誘惑と上手におつきあい」には様々な反響を頂きありがとうございました。そこで今回は大人も子どもも大好きな「おやつ」についてお話しします。
おやつのはじまり
おやつのルーツは江戸時代にさかのぼります。「八つ」と呼ばれる時間(現在の午後2時〜4時頃)に間食として団子や餅菓子、お饅頭などを食べていたのが始まりといわれています。イギリスのアフタヌーンティーも午後4時頃から。何処も腹の虫が騒がしいのは同じ時刻でしょうか?

糖質=砂糖?
糖質が砂糖の量だと勘違いしていませんか?糖質は3大エネルギー源のひとつで、真っ先に使われるエネルギー源なのです。糖質は、砂糖など甘いものだけでなく、でんぷん(ご飯・パン・イモ等)もその仲間で、栄養源として大切なのはでんぷんなのです。ナント!糖質を十分に摂らないと脂肪もうまくエネルギーには変わらないそうです。1日の必要摂取エネルギーの60%を糖質で摂るのが理想的。ちなみに糖分(砂糖)の摂取量は、1日20g以内が目安。ふかし芋やせんべいなど昔のおやつはぴったりですね。
心の栄養、おやつ
食料の不足していた時代、おやつは楽しみの他にも空腹を満たすことが役割のひとつとなっていました。しかし食べ物が豊富になった最近では、人とのコミュニケーションを楽しみ、そしてくつろぎやストレス解消など精神面を満たしてくれる大きな役割があるようです。あわただしい毎日。時には、おやつタイムを取入れてみてはいかがですか。但し食べ過ぎは禁物です!

子どもの元気の素!
動きが活発で脳や体の成長の著しい子どもたちには、多くのエネルギーが必要です。しかし子どもの胃袋は大人の3分の1の大きさしかありません。1回の食事から摂れるエネルギーが少ない子どもたちにとって、3時のおやつは栄養補給ができる元気の素。そして何よりも楽しい時間なのです。お母さんも家事の手を休めて、ホッ!と一息ついてお子さんといっしょにおやつタイムしてみませんか。
おやつとお砂糖の量

この時期になると、日曜日には決まってコトコトと小豆の入った鍋が、石油ストーブの上にのっていたのを思い出します。鍋の中身は甘党の父の気分でおはぎの餡になったり、ぜんざいになったり。「うわー!こんな大きいの、誰が作ったん?」。蒸かしたもち米やぜんざいに入れる白玉作りには、私と妹も参加するので大きいのやら小さいの、ハート型までありました。おやつには懐かしい子供の頃の思い出がいっぱいです。


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