味彩通信
Vol.18-1999.10
旬の味覚で、バランス良く
先月、神戸阪急ミュージアムで行われた料理研究家の白井操先生のトークショーに参加しました。 当日は参加者が200人を超え、会場に入れない人もでる程でしたが「楽しい家庭料理」をテーマに「生活習慣病が増えている現在、男女を問わず料理を楽しみながら自分自身で健康を考えてみては」とこれからの高齢化社会にむけて提案をしておられました。ゲストの川口雄次先生(WHO健康開発総合センター所長)もエプロンを渡され、慣れない手つきで魚を下したり、野菜を切ったりしながらのお二人のお話はとても実感のこもったものでした。今回はその中で印象に残ったものをいくつかご紹介致します。
白井操先生の〜健康で長生きするための8ヶ条〜
旬の果物が長寿に一役!
川口先生が長寿に欠かせない食べ物に果物を挙げておられました。果物にはビタミンやミネラルが豊富で特にカリウムを多く含んでいます。残念なことに、外国に比べ日本は果物の値段が高いと嘆いておられましたが、いま果物屋さんの店先には旬を迎えた果物達が(梨、ぶどう、柿、栗etc.)所狭しと並んでいます。昔から旬の盛りの物は、美味しく栄養価も高い上に安いと言われています。旬のものを上手に選んで、季節を感じながら美味しく味わい、健康で頑張りたいものです。
味彩クイズ
くだものでナトリウム&カリウムのいい関係
人間にとって必要なミネラルの1つナトリウムは主に塩分から体内に取り込まれます。ナトリウムは体内の水分量の調節や筋肉、神経の機能維持にとても大切ですが、日本人の食生活は食塩の摂取量が多く生活習慣病である高血圧や動脈硬化の大きな要因となっています。
厚生省の策定基準では塩分の摂取を1日10g以下としていますが、過剰に摂取した塩分を排出してくれるのがカリウムです。カリウムはすべての食品に含まれていますが、水に溶けたり、加熱調理で壊れてしまうことも多いので、そのまま食べられる果物から摂るのがおすすめです。

白井先生は、以前NHK「きょうの料理」で魚をハサミで調理しておられましたが、今回は川口先生にハサミを渡され一緒に魚を調理されました。中高年男性参加者の中には終了後も熱心に質問をされる方もおられ、型にはめず料理を楽しむ事の大切さを実感しました。その中でいろんな食材に出会い、季節を感じながら心豊かに生活を送ることが健康にも大きくつながるように思いました。
答え:1.D:メロン340mg 2.A:柿170mg 3.C:みかん150mg 4.E:梨140mg 5.B:ぶどう130mg 6.F:レモン120mgの順(可食部 100g当たりとする)


INDEX